大、大、大歓声に迎えられてステージに登場した倖田來未。「いくぞ、ZUSHI FES!」と彼女が叫び、生バンドによる迫力あるビート感を持った「IS THIS TRAP?」でライブをスタートすると、Palm Tree Stageが空前の熱狂に包まれていく。「Boom Boom Boys」では「声出せ、オイ!」と煽り、バックダンサーと共に激しいダンスをみせながら、彼女らしい熱く艶っぽい歌声を響かせる。彼女の一挙手一投足に、会場いっぱいに集まった観客から割れるような大歓声が巻き起こった。
「実は昨日もZUSHI FESに来てました。うちのダンナはんが出てたんですよ」とニンマリして語る彼女。「だから今日のライブをすごく楽しみにしてたんですけど、まさかこんなに暑いとはね」と苦笑いしつつ、「愛のうた」を歌ってPalm Tree Stageの熱気をさらにヒートアップさせる。「一緒に踊って、歌ってね!」とラッツ&スターのカバー「め組のひと」を演奏すれば、観客全員で「めッ!」の決めポーズをし、壮観な盛り上がりに。さらにCOMPLEXの「BE MY BABY」のカバーでは、「もうはなさない Zushiがすべてさ」と歌って会場を沸かせる。
ラストの「Poppin' love cocktail」では観客のタオルが周り、クライマックスの熱狂となる。その力強い歌声とパフォーマンス、そして人懐こいMCと笑顔で、ZUSHI FESを大いに夢中にさせてくれた倖田來未。ZUSHI FES 13のハイライトの一つとなる圧巻のステージだった。